特集コラム Column

事故物件の間取りに特徴や共通点はある?本当にあった「恐い間取り」を紹介!

「安く住める」という理由から、借り手に人気な事故物件。近年では松原タニシさん原作の映画『恐い間取り』の影響もあり、事故物件への注目がますます高まっています。

 

仕事でいわくつき物件に住むことになった映画の主人公。数々の心霊体験に遭遇し、ついには衝撃の最後を迎えてしまいました。

 

では、実際に映画のような「恐い間取り」は存在するのでしょうか。

 

今回は、カンクリ不動産のスタッフが印象に残っている事故物件の間取りをご紹介します。

 

一見、普通の間取りに思える2軒の住宅。じつはゾッとするような“いわく”が隠されていました……。

【恐い間取り①】強盗殺人が起こった物件

1軒目は、強盗殺人が起きた3階建ての物件です。

 

少し変わった造りの建物で、テナントA・テナントB・テナントCが連結しています。故人は家業を営んでおり、自宅兼事務所として使われていました。過去にはテナントを使って賃貸業もされていたとのこと。

殺人現場はテナントCの2F部分にあたる寝室です。犯人は棟と棟のすきまが狭いことを利用し、セキュリティーをかいくぐって金庫のある居住棟へ侵入しました。

 

そして寝ていた故人の頭部を、鈍器のようなもので滅多打ちにして殺害。

 

朝になり、被害者の知人がベッド下で倒れた状態の遺体を発見し、事件が発覚しました。事件当時、故人の家族は在宅していましたが、犯行に気付かなかったそうです。

 

テレビ等のメディアでも報道された事件。ご家族の方より弊社に「家を売り払って、事件のことは早く忘れたい」と、不動産買取のご相談をいただきました。

過去には自殺も…

じつはこの現場、過去に自殺者も出ていたというウワサがあったのです。

 

かつて3F部分を賃貸に出していた際、建物の階段部分で首つり自殺が発生。亡くなったのは入居者の方で、借金があったそうです。そのため近所では、「借金が返せず自殺に追い込まれたのではないか」とウワサされていました。

 

首つりの場合、通常よりも体液や尿などが大量に流れ出ます。弊社が行ったルミノール検出でも、床や壁などに体液が飛び散った痕跡がありありと浮かび上がりました……。

自殺現場の階段下に埋まっていた、まさかのモノ

さらに“いわく”のある出来事は続きます。

 

リフォーム工事を進めていたところ、なんと外階段の下には井戸が埋まっていたのではないかと思われる痕跡が発見されました。

 

建築や解体、住宅施工業界において、「井戸」は恐れられているモノのひとつ。井戸を埋めて密閉することで、地下水脈に悪影響が出たり、メタンガスが蓄積して爆発の危険性が高まってしまうのです。

 

一方で、古来より日本では「井戸には神様がいる」と言われており、非常に神聖なものでもあります。井戸を埋めたり蓋をしてしまったりすると、神様が呼吸できなくなり、外にも出られなくなると考えられてきました。

井戸を封じるときは神様への感謝を込めてお祓いをし、配管や竹を使って「息抜き」を設ける必要があります。

 

ところが……

 

お祓いも「息抜き」もせずに井戸を埋めようとした結果、事故やケガが頻発してしまう。そんな話が、業界内では多く語られているのです。

 

不可解な自殺、そして凄惨な強盗殺人が起こった、奇妙な間取りの建物の下に埋められていた井戸。

 

何か関係があるのでしょうか――……。

井戸のその後

こちらの物件の井戸は、弊社が依頼した神主さんにお祓いをしていただきました。最終的には土間仕上げをし、自転車置き場になるとのこと。もちろん、「息抜き」も設けています。

 

弊社では代表取締役の亀澤氏が僧侶の資格を持っていることもあり、事故物件のご供養もさせていただいております。本ケースのように井戸が埋まっていた場合も、弊社を通じて神主さんにお祓いを依頼できるので、安心してお任せください!

【恐い間取り②】家族が立て続けに亡くなった家

3F間取り

2軒目は、集合住宅の3Fと4Fがつながっている、メゾネットタイプの物件です。2階建ての一軒家のような造りになっており、家族3人(父・母・次男)が暮らしていました。

 

ご依頼主は離れて暮らしていたご長男さま。

 

遺品整理、特殊清掃、不動産買取のご相談をいただきました。詳しくお話を伺ったところ、なんと家族全員が亡くなったという壮絶な物件でした……。

浴室で母が死亡

最初の悲劇は浴室で起こりました。

 

入浴中のお母さまがヒートショック症候群を起こし、緊急搬送されたのです。お母さまは搬送先の病院で亡くなられ、家には父と兄弟が残されました。

引きこもりの弟が飛び降り自殺

お母さまの死後、お兄さまは家を出られ、お父さまと弟さまが二人暮らしをしていました。

 

弟さまは無職で引きこもり状態。お母さまの遺産を巡り、「働いていない息子に金は渡せない」と、お父さまがひとり占めしてしまったそうです。それがきっかけで親子関係は悪化していき、二人は上下階に分かれて暮らすようになりました。

 

自室に引きこもった弟さまと、下の階で過ごすことが多かったお父さま。お兄さまによれば、顔を合わせる機会が少ない状況だったといいます。物件の構造的にも、引きこもりやすく交流を避けやすい環境だったのでしょう。

 

険悪な同居生活が続いたある日。弟さまが玄関外の柵から飛び降り自殺を図られました。

 

植木の茂みに落下したためマンションの住人ですら気付かず、遺体は自殺から3~4日後に発見されたとのこと。その日は奇しくも、数年前に亡くなったお母様の誕生日でした。

 

落下した場所は、お父さまの部屋(上階)のベランダから見える位置。

 

分かり合えない寂しさか、はたまた恨みからか。

 

「父に遺体を発見してほしかったのではないか」と、お兄さまは語られました……。

一人残された父がトイレで孤独死

極めつけは、お父さまの孤独死です。死後1週間が経過した状態で、トイレの中で発見されました。

 

第一発見者は、ご依頼主さまのいとこ。お父さまと二人で会う約束をしていたものの、待ち合わせに現れず、不審に思って家を訪ねられたそうです。リビングに姿がなく「まさか……」とトイレを開けてみたところ、ご遺体を発見したとのこと。

 

台風の影響で気温・湿度が高い日が続いていたためか、遺体は腐敗がかなり進んでいたようです。ご依頼主さまは警察から「遺体は見ないほうがいい」と止められ、火葬に向かう霊柩車に同乗したときもかなり臭っていたと語られました。

 

お母さまの生前、ご依頼主がまだ幼かった頃、この家は家族が集う温かい場所だったはず。それが今や、「手放さずにはいられない」という思いで、弊社へご相談くださいました。

孤独死が起こりやすい「間取り」は存在する

今回ご紹介した2軒の物件は、どちらも「同じ物件で複数の事件・事故が起こった」という意味で、非常に印象に残っているものです。

 

1軒目、2軒目の物件ともに、共通点があることにお気づきでしょうか。

 

そう、どちらの物件も「同居家族がいながら”死”に気付いていない」のです。

 

同じ家に住みながら、家族の死亡に気付かない事案は他にもありました。

<類似案件>

3階建ての住宅での特殊清掃のご依頼

3階にて故人が孤独死。しかし故人の父もまた、家の中で孤独死していた。

2階から3階への階段および3階はゴミ屋敷状態になっており、家庭内での物理的な行き来がなく、家族間の交流も希薄だったと思われる。

同居家族との仲が悪い場合、一軒家や2階建て以上の家では遺体が発見されにくく、孤独死が起こりやすいのかもしれません。

 

カンクリ不動産では、事故・自殺・孤独死・殺人などがあった「事故物件・ワケあり物件」の不動産買取を行っております。

 

他の不動産会社に買取を断られてしまった方、事故・ワケあり物件を相続したが手放したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

信頼できる専門家と連携し、不用品回収や遺品整理と同時進行で不動産売却の手続きをさせていただきます。

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